【高学年向き絵本】当時の事件の理解を深める絵本「はせがわくんきらいや」を読みました。

長谷川集平「はせがわくんきらいや」を読みました。

大人が読んでも楽しめる絵本でした。

この絵本は森永ヒ素ミルク中毒事件の被害者である長谷川集平さんが描いたものです。

 

 

主人公であろうはせがわくんと友達の出来事について描かれたものです。

 

それではご紹介します。

 

 

 

ストーリー

凄く深くて泣いてしまいそうになる絵本です。

はせがわくんは出来ることが少ない

 

周りの友達とは違って発達が遅れたため?か逆上がりや野球などが出来ず周りのお友達から不満がでています。

 

小学生の周りのお友達は事件のことはもちろんのこと障がいという言葉でさえも理解出来ていないでしょう。

 

振り返ると私も小学生の頃は障がいのことは理解出来ていませんでした。

 

障がいを持った人と関わる時と「何で普通に出来ないの?」と思っていました。

 

この絵本でも「なんでなん?」と友達も言っています。

 

友達がはせがわくんの家に行く

「はせがわくんきらいや」と思っている友達がはせがわくんの家に行きます。

 

ここで

「なんでなんなんでなん、なんではせがわくんはめちゃくちゃなん」

と言います。

 

 

そりゃそうですよね。

 

大人ではないお友達からは何も察せません。

 

子供だから言えたのでしょう。

 

何か過去にあったと判断して大人の私ならば

自分から聞くことはなかなか出来ないもの。。

 

 

そこであのミルクの事件を知ります。

 

知ったと言っても小学生の友達は理解が出来ません。

小学生があの事件のせいで身体がどうにかなるなんて出来ないでしょう。

 

はせがわくんは、まだいい方で死んだ人もいたそうです。。

 

まだ理解は出来ない友達

 

 

はせがわくんを普通にしたあげたいのでしょうか、どうすれば出来るようになるかを考えます。

 

 

本当に共感します。

小学生の私だったら同じことをするでしょう。

 

色々な案を考えても結局は意味がほとんどないというシーンを見ると、事件の残酷さを感じます。

 

 

あの事件がなければ、、、、

 

 

と思わせる作品でした。

 

ポイント

大阪弁なので馴染みやすい

前回の「どこいったん」でもそうでしたが、

大阪弁を使うことで柔らかく、

馴染みやすい表現になると思います。

 

絵と文字が手書きであること

最初に開いた時に読みにくいのかなと感じました。

 

しかし、全然そんなことはなく読みやすいです。

 

手書きによって著者についてより深く理解出来るような気がしました。

 

まとめ

このような深く考えさせられる絵本を読んでから私は絵本にハマりました。

 

これを機に事件について調べてみようと思います。

 

 

 

ではー。。

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